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FOMCを無難にこなし3万円回復も、日銀会合の結果を控え次第にこう着感強まる【クロージング】


18日の日経平均は大幅反発。302.42円高の30216.75円(出来高概算15億9934万株)と、終値ベースで2月25日以来の3万円を回復して終えた。前日の米国株高を背景にリスク選好ムードが広がった。物色の対象は輸出関連株や景気敏感株など幅広い銘柄が上昇し、前場半ばには一時30485.00円まで上昇幅を広げる場面がみられた。ただし、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードも強く、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、銀行と証券・商品先物が3%を超える上昇となるなど29業種が値上がりした一方、陸運、不動産、その他製品、情報通信が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、信越化<4063>が堅調。半面、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、コナミHD<9766>、ネクソン<3659>が軟調だった。

注目されたFOMCは波乱なく通過し、米国市場ではリスク選好ムードが強まり、NYダウは過去最高値を更新した。米国では利上げの前倒しがあるのではないかとの思惑が広がっていただけに、少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する見通しを示したため、買い安心感につながったようである。ただ、その後は、3万円の大台を突破したことに伴う戻り待ちの売りや、あす午後に判明する日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から、次第に上値の重さが意識された。

日銀の決定会合については、きょう昼、「長期金利の誘導策は変動を認める幅を現状より若干広げ、プラスマイナス0.25%程度とする方向」と一部で伝わり、長期金利の上昇を容認する姿勢を示すものとみられる。また、イールド・カーブ・コントロール(YCC)の調整や上場投資信託(ETF)の購入弾力化などが行われるのではないかとの見方がされている。会合結果や午後3時半からの黒田総裁の会見内容を見極めるまでは動きづらいとのムードが多く、高値水準ながらもこう着感の強い展開が続きそうだ。

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