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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米FOMCの緩和方針維持は織り込み済み


16日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を受け、ドルに下押し圧力がかかりやすい。ただ、緩和的な政策方針は織り込まれ、ドルは金利や株価を手がかりに買い戻される可能性もある。

前日の取引ではユーロ・ドルが1.19ドル台の定着に失敗し、軟調地合いとなった。それを受け、ドル・円は105円前半に軟化した後、下げ渋る値動きに。本日のアジア市場はドル売り基調が続くものの、引き続き欧州通貨にらみの展開。ユーロやポンドは売りに押される半面、買戻しもみられ対ドルでは底堅い。その影響でドル・円は安値もみ合いが続く。とはいえ、ドルは想定レンジの下限である105円が意識され、本邦勢を中心とした買いにより同水準では下値の堅さが目立つ。8月の下落局面でも、105円台を維持している。

この後の海外市場では、FOMCでの政策発表後の長期金利や株価が手がかりとなろう。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ、政策金利を据え置く公算で、実質ゼロ金利を2023年まで継続するかが焦点。一段の追加緩和などに思惑が広がれば、ドルに下押し圧力がかかりそうだ。ただ、そうしたハト派寄りの方針を市場はすでに織り込んでおり、一段のドル安は回避されよう。FOMC後に長期金利が低下すればドル売り継続だが、下げは限定的となる見通し。一方、株式市場は好感するとみられ、ドルは買戻しが見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・7月貿易収支(6月:+212億ユーロ)
・21:30 米・8月小売売上高(前月比予想:+1.0%、7月:+1.2%)
・21:30 カナダ・8月消費者物価指数(前年比予想:+0.4%、7月:+0.1%)
・23:00 米・9月NAHB住宅市場指数(予想:78、8月:78)
・23:00 米・7月企業在庫(前月比予想:+0.1%、6月:-1.1%)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は0.00-0.25%に据え置き予想)
・03:30 パウエル米FRB議長会見
・05:00 米・7月対米証券投資収支(6月:ネット長期有価証券+1130億ドル)




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