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今日の為替市場ポイント:米中関係の悪化回避でドル売り抑制も


25日のドル・円は、東京市場では105円87銭から106円20銭まで上昇。欧米市場でドルは106円18銭から106円58銭まで一段高となり、106円39銭で取引終了。

本日26日のドル・円は、主に106円台で推移か。米中関係が一段と悪化する可能性はやや低下していることから、リスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性がある。

米政権は中国による第1段階通商合意の履行状況に一応満足しているようだ。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は、中国の劉鶴副首相と電話会談を行った。会談では米中通商合意の第1段階履行が再確認されたもようだ。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は8月25日、米FOXニュースに対し、「ライトハイザー代表が中国による通商合意の履行に満足している」、「中国は米農産品の購入を拡大しており、米国の雇用の伸びを支える」との見方を伝えた。

市場関係者の間からは「米中関係がさらに悪化することは回避されそうだが、米大統領選挙前に二国間の通商協議が大きく進展する可能性は低い」との声が聞かれている。協議継続は悪材料ではないが、一部の市場関係者は「第2段階以降の協議が行われる時期は未定であり、米中協議の今後についても流動的」と指摘し、通商問題を巡る米中対立が短期間で解消されることは期待できない」と警戒しているようだ。




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