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今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でリスク回避の円買い抑制も


11日のドル・円は、東京市場では106円50銭から107円25銭まで上昇。欧米市場でドルは107円15銭から107円77銭まで一段高となり、107円68銭で取引終了。

本日12日のドル・円は、主に107円台後半で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは引き続き抑制される可能性がある。

11日の米国債券市場では、債券利回りが全般的にやや上昇し、ドル買い材料として意識されたようだ。本日12日に10年国債、13日には30年国債の入札が予定されており、入札に向けたポジション調整的な債券売りが増えたことが、債券利回りの上昇につながったようだ。市場関係者の間からは、「30年国債入札が低調な結果となった場合、国債の大幅増発に対する警戒感が一段と高まる可能性がある」との声が聞かれている。

米国債利回りの上昇はドル買い材料と見なされるケースは少なくないが、国債の大幅増発を警戒した債券利回りの上昇は株式市場に悪影響を及ぼす可能性がある。今回行われる10年、30年の国債入札の結果を受けた米国株式市場の反応を点検する必要がありそうだ。




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