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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、強い米雇用統計も英総選挙などを見極め


9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、前週末の強い雇用統計を受けややドル買いが入りやすい見通し。ただ、英総選挙など他の重要イベントを見極めようと、大幅高は想定しにくい。

6日に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+26.6万人(予想+18.0万人)、失業率は3.5%(同3.6%)、平均時給は前年比+3.1%(同+3.0%)と市場の予想を上回った。10-11日開催のFOMCを前に雇用者数が今年2番目の高水準を記録したほか前回の上方修正が好感され、株価や長期金利を押し上げた。それを受け、ドルは対主要通貨で買われ、ドル・円は108円90銭台に値を切り上げる場面もあった。ただ、週明けのアジア市場では材料難のなか日経平均株価の上げ幅縮小などを手がかりに円売りは縮小しており、108円台半ばの狭いレンジ内で推移した。

この後の海外市場でも、材料が乏しく小動きが予想される。短期的なリスクの後退で円買いは弱まり、株価や長期金利が上昇すればドル・円は108円台後半に浮上する可能性があろう。ただ、今週はFOMCのほか12日の欧州中銀(ECB)理事会や英総選挙、15日の米国による対中制裁関税第4弾の発動が注目される。このうち、英総選挙に向けた情勢調査で圧勝が見込まれる保守党の野党へのリードが一服。一段のポンド買いは手控えられる見通し。また、米中貿易協議に関しては、第1段階の合意に向けなお先行きは不透明で、対中制裁への警戒感からドル買いは進めづらいとみる。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・03:00 米財務省・3年債入札




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