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今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは一段と抑制される可能性も


3日のドル・円相場は、東京市場では108円95銭から109円21銭まで上昇。欧米市場でドルは109円15銭から108円48銭まで反落し、108円63銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は主に108円台後半で推移か。米中通商協議を巡るトランプ大統領の発言を意識して、リスク選好的なドル買いは一段と抑制される可能性がある。

3日のニューヨーク市場では、トランプ大統領が「中国との通商交渉合意に期限はない」、「来年11月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれない」などの考えを伝えたことから、米国株式は下落、米国債相場は上昇した(利回りは低下)。市場関係者の間では「このままだと、来週15日に追加関税が発動されることは避けられない」との懸念が広がっている。追加関税の発動は回避されるとの見方は少なくなかったが、米中対立の長期化に対する市場の警戒感は高まっており、各市場でリスク回避的な取引が急速に拡大する可能性がある。

本日のアジア市場では、中国本土株式市場の反応が注目されそうだ。中国本土株式が下げ渋った場合、日経平均株価は小幅安にとどまる可能性があるが、1%超の下げとなった場合、日経平均株価の下げ幅は拡大し、この動きを嫌ってリスク回避的な円買いが強まる可能性がある。



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