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3日の米国市場ダイジェスト:NYダウ280ドル安、米中貿易摩擦の長期化懸念が再燃


■NY株式:NYダウ280ドル安、米中貿易摩擦の長期化懸念が再燃

米国株式相場は下落。ダウ平均は280.23ドル安の27502.81、ナスダックは47.34ポイント安の8520.64で取引を終了した。トランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議の合意に期限はなく、2020年度の大統領選後まで延期できるとの考えを示唆し、売りが先行。また、鉄鋼・アルミニウム関税措置やデジタル課税への報復で、ブラジルやアルゼンチン、フランスとの関係悪化が懸念され終日軟調となった。セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方で運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。

米中関係の悪化が懸念され、中国での売上比率の大きい航空機メーカーのボーイング(BA)や建設機械のキャタピラー(CAT)、携帯端末のアップル(AAPL)が下落。マイクロン・テクノロジー(MU)やエヌビディア(NVDA)などの半導体セクターも軟調推移。医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、業績見通しが予想を下振れ売られた。米長期金利の低下で、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社に売りが広がった。

アドビ・システムズの調査によると、2日のサイバーマンデーの支出額は、過去最高となる前年比17%増の92億ドルを達成した。年末商戦への期待が集まりそうだ。

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■NY為替:追加関税発動を警戒してドル売り強まる

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円78銭から108円48銭まで下落し、108円63銭で引けた。トランプ米大統領は、米中貿易の合意成立を2020年の大統領選挙後まで遅らせる可能性を示唆したため、今月15日に追加関税が発動され、その影響で世界経済は一段と悪化するとの警戒感からリスク回避の円買いが広がった。米国債利回りの低下を意識したドル売りも観測された。

ユーロ・ドルは、1.1069ドルから1.1094ドルまで上昇し、1.1081ドルで引けた。ユーロ・円は、120円48銭から120円25銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2976ドルまで下落後、1.3011ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9891フランから0.9857フランまで下落した。


■NY原油:続伸で56ドル台を回復

NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:56.10 ↑0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+0.14ドルの1バレル=56.10ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.35ドル−56.80ドル。北米市場の朝方に55.35ドルまで下落したが、原油供給などを巡る思惑で通常取引終了後に56.80ドルまで買われている。なお、報道によると、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスが3日に開いた共同技術委員会(JTC)は、減産強化について議論しなかったもよう。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  32.84ドル   -0.59ドル(-1.76%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.11ドル   -0.97ドル(-1.98%)
ゴールドマン・サックス(GS)212.24ドル  -5.40ドル(-2.48%)
インテル(INTC)        56.07ドル   -1.59ドル(-2.76%)
アップル(AAPL)        259.45ドル  -4.71ドル(-1.78%)
アルファベット(GOOG)    1295.28ドル +5.36ドル(+0.42%)
フェイスブック(FB)     198.82ドル  -0.88ドル(-0.44%)
キャタピラー(CAT)      140.06ドル  -2.90ドル(-2.03%)
アルコア(AA)         19.79ドル   -0.54ドル(-2.66%)
ウォルマート(WMT)      118.67ドル  -0.61ドル(-0.51%)
スプリント(S)         5.69ドル   -0.05ドル(-0.87%)



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