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今日の為替市場ポイント:リスク選好の円売り一巡でドル伸び悩みも


6日のドル・円相場は、東京市場では109円18銭から108円91銭まで下落。欧米市場でドルは109円14銭から108円82銭まで反落し、108円98銭で取引を終えた。

本日7日のドル・円は109円を挟んだ水準で推移する見込み。リスク選好的な円売りは一巡しており、新たなドル買い・円売り材料が提供されない場合、ドルはやや伸び悩む可能性がある。

ロイター通信は6日、米政府高官の話を引用し、「米中の第1段階の通商合意の署名は12月にずれ込む可能性がある」と伝えた。報道によると、条件や開催地を巡る協議は続いており、開催地は12月3-4日に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されるロンドンになる可能性もあるとみられている。

市場関係者の間では「現時点で第1段階の通商合意はまだ達成されていないことから、11月中に署名される可能性は低い」との慎重な見方が広がっている。ただ、米中通商協議が中断されるとの懸念は特に高まっていないことから、米中通商協議は12月にかけて大きな進展がみられる可能性は残されている。12月15日に予定されている約1560億ドルの対中輸入関税の発動は回避される見込みだが、この点については予断を許さない状況が続くとみられる。



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