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米国株見通し:ある程度の反発もリスク警戒続く


S&P500先物       2863.00(+22.25) (17:40現在)
ナスダック100先物  7550.25(+61.50) (17:40現在)

 17時40分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は170ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、15日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 前日は中国やユーロ圏の景気減速が懸念されるなか、英米で長短金利が逆転し、米国では近く景気後退入りするとの警戒感が強まったことから、米国株が大きく下落。本日はいったん、ある程度の買い戻しがみられそうだ。しかし、米中対立の先行き不透明感が根強いほか、英国やイタリアをめぐる欧州政治リスクなどへの懸念もあり、市場の警戒ムードは続く。NY原油先物は、米指標悪化にともなうドル安による割安感で底堅い展開が見込まれる。

 本日発表となる米国の経済指標は、7月小売売上高、7月鉱工業生産、8月NY連銀製造業景気指数、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数など。前回から悪化するとの予想が多いことから、景気減速の進行が懸念され、株式市場にはややネガティブとなる可能性がある。決算発表は、JCペニー、ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、エヌビディアなどが予定されている。



<KK>

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