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老舗銀行を破綻させた危険なトレード~投資の学校(高井ひろえ)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの専属講師である矢口新先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。本日ご紹介するコラムは、矢口新先生が書かれた『老舗銀行を破綻させた危険なトレード』という記事です。

まず矢口先生は投資において実はやってはいけないことを4つ紹介しています。1つは、『証券会社に従って言われるがままに買うこと』。2つめは、『リスクフリーで買うこと』。3つめは、『高利回りを買うこと』。そして4つ目は本コラムの主なテーマでもある『ナンピン買い』です。ナンピン買いとは『保有している銘柄の株価が下がったときにさらに買い増しをする手法のこと』です。矢口先生がナンピン買いをしてはいけないと話す理由は『株価が上昇トレンドにあって、一時的に下がったときに行うと有利になる可能性もありますが、下落トレンドの途中では損失をさらに大きくする可能性がある』からだとのことです。

そしてナンピンにより失敗をした一例としてベアリングス銀行の経営破綻について紹介しています。英国のベアリングス銀行は『1995年に経営破綻しているのですが、実は、その原因となったのが、たった一人のトレーダーによるナンピン買いでした』とのこと。

『1995年、同銀行のトレーダーが日経225先物取引を行っていました』。しかし、『同年1月17日に阪神・淡路大震災が起きて日経株価指数が急落し、損失が拡大』。

そのとき、トレーダーは『損失を秘密口座に隠蔽すると同時に、先物オプションを買い支えるための更なる膨大なポジションを取る』、つまり、『ナンピン買い』をしました。

しかしそれも上手くいかず、『最終的な損失は、ベアリングス銀行の自己資本(750億円)を遥かに超過する約8.6億ポンド(約1,380億円)に達し、ベアリングス銀行は1995年2月26日に破産』してしまいます。

ナンピン買いは上手くいけば損失を一気に利益に換えるチャンスもありますが、うまくいかなったときには、致命的な損失を被ることがあるのですね。目先の損益ではなく、長い目で見て長期的に資産を増やしていくためには何が大切なのかということを改めて考えさせられます。

上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の7月25日付のコラムである『老舗銀行を破綻させた危険なトレード』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ




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