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今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表を待つ状況


4日のドル・円相場は、東京市場では107円84銭から107円71銭まで下落。欧米市場でドルは107円75銭から107円83銭で推移し、107円81銭で取引を終えた。

本日5日のドル・円は主に107円台後半で推移か。市場参加者の多くは6月の米雇用統計内容を確認したいことから、日中におけるドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続くとみられる。

米労働省は5日に6月雇用統計を発表する。先行指標的なADP雇用統計では雇用者の増加が市場予想を下回っており、市場参加者の一部は、本日発表される非農業部門雇用者数は市場予想の前月比+16万人程度を下回る可能性があると予想している。ただし、10万人以上の雇用増であれば雇用情勢の悪化を示唆するものではないとの見方が多い。失業率は5月と同じ3.6%、平均時給の上昇率は前年比+3.2%と予想されている。

市場関係者の間からは「6月の雇用統計が予想に沿った内容ならドル買いが優勢になってもおかしくない」との声が聞かれている。また、「米株式市場や長期金利の動向などを総合的に判断して為替取引を行なうことが無難」との指摘もあり、市場予想と大きく異なる数字でなければ、リスク回避的なドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。



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