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ファーストリテがけん引【クロージング】


12日の日経平均は続伸。159.18円高の21870.56円(出来高概算11億株)で取引を終えた。前日に決算を発表したファーストリテ<9983>が大幅上昇となり、1社で日経平均を約161円押し上げる格好となった。その他、ソフトバンクG<9984>が後場急動意をみせて日経平均を約59円押し上げている。また、米長期金利の上昇で、ゴールドマンサックスやJPモルガンなどの金融各社が堅調推移となったほか、円相場が円安に振れて推移していることが買い戻しを誘う格好にもなっていた。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは情報通信、その他製品、サービス、保険が堅調な半面、石油石炭が2%を超える下落となったほか、鉱業、医薬品、建設の弱さが目立った。ファーストリテ、ソフトバンクGがけん引する格好から日経平均は終値ベースでの年初来高値更新となったが、TOPIX、東証2部指数、マザーズ指数、JASDAQ平均はそれぞれ下落となっている。

値下がり数が過半数を占める中で、ファーストリテがけん引する格好となった。安川電<6506>については売り先行で始まったものの、その後は下げ渋る格好となり、結局は上昇して終えている。前期着地及び今期見通しはコンセンサスを下回っているが、自社株買いの発表が下支えとなったようである。また、米中通商協議の進展期待や中国経済の過度な減速懸念が後退していることをみると、決算内容にかかわらず、新規のロングポジションは入らなくとも、ショートカバーは入りやすい需給状況であろう。

ファーストリテとソフトバンクGがけん引している状況であり、全体としてはこう着感の強い相場展開であった。米国の決算発表が本格化するほか、日本の大型10連休を前に積極的な参加者が限られているため、まずは週末のJPモルガン、ウェルズ・ファーゴの決算が注目される。出足が好調となれば米決算に対する警戒感が和らぐ可能性もあるため、需給妙味の大きい銘柄などへは大型10連休を前にショートカバーの流れが一段と強まることも期待されよう。



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