東京為替：ドル・円は変わらず、次の材料待ち

　10日午後の東京市場でドル・円は111円10銭台と、午前中から変わらず。日経平均株価や上海総合指数はマイナス圏で取引され、株安を嫌気した円買いに振れやすい。一方で米株式先物のプラス圏推移や米10年債利回りの下げ渋りで、ドル売りは縮小しているもよう。全般的に様子見ムードで、次の材料待ちのようだ。

　デベル豪準備銀行副総裁が、「雇用の強さと生産統計の弱さの開きに困惑」、「こうした開きが今後数カ月にどう解消されるかが将来の金利パスにとって重要」、「理論的には、必要であれば利下げは可能」などと述べている。

　ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円06銭から111円23銭。ユーロ・円は125円13銭から125円23銭、ユーロ・ドルは1.1256ドルから1.1267ドルで推移。



＜KK＞