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決算内容を手掛かりとした個別での日替わり物色が中心【クロージング】


1日の日経平均は小幅に上昇。14.90円高の20788.39円(出来高概算14億1000万株)で取引を終えた。下方修正を発表したファナック<6954>がアク抜け的な動きをみせたほか、村田製<6981>などの好決算などがセンチメントを明るくさせた。買い先行で始まった日経平均は、前場半ばには一時20929.63円まで上昇する局面をみせた。しかし、コンセンサスを下回った企業などへの売り圧力が強く、売り買いが交錯する中で次第にこう着感が強まっており、下げに転じる局面もみられていた。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の6割近くを占めている。セクターでは精密機器、医薬品、空運、電気機器、サービスが堅調。半面、任天堂<7974>の下げが影響し、その他製品が4%を超える下落。海運、銀行、鉄鋼、証券の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アステラス製薬<4503>、ファナック、ユニファミマ<8028>が下支え。

決算内容に敏感に反応する流れとなり、決算内容によって明暗が分かれる株価の推移が目立っている。来週も1200を超える企業の決算が予定されており、決算内容を手掛かりとした個別での日替わり物色が中心になりやすい。米国ではアップルが決算後にアク抜けの動きをみせているほか、国内でも警戒が強まっていたハイテク株の決算に対する安心感もみられている。日替わり物色とはいえ、ハイテク株への見直しが継続するようだと、センチメントを明るくさせることになろう。

また、個人の需給を悪化させたサンバイオ<4592>の急落についても、一気に需給改善に向かう可能性はないとはいえ、マザーズ指数に対する比率低下によって今後は反応が限られてくる。そのため、指数の落ち着きとともに、今回下げが波及した他の中小型株などは、決算を経て改めて見直しの流れが強まる可能性はあるだろう。



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