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個人のセンチメントを表す中小型株に底堅さがみられてきた点は期待材料【クロージング】


29日の日経平均は7営業日続伸。34.75円高の22848.22円(出来高概算11億2000万株)で取引を終えた。前日に23000円にタッチし、その後はダレる格好となったが、本日も小幅に上昇して始まると、寄り付き直後には6円高程度まで上げ幅を縮める局面もみられた。しかし、23000円に跳ね返される流れは想定内であり、その後は切り返す格好となり、前引けには22968.18円まで切り返している。後場は前日同様、戻りの鈍さが意識され上げ幅を縮めているが、小幅ながらも7営業日続伸と底堅い相場展開となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは、海運、非鉄金属、銀行、その他金融、精密機器、金属製品、保険が堅調。半面、小売、建設、情報通信が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が重石となる一方で、TDK<6762>、日東電<6988>、東エレク<8035>などハイテクの一角が下支えしている。

東証1部の売買代金は1.96兆円と再び2兆円を下回り、参加者が限られている状況が継続。先物主導で振れやすく、後場半ばには一気に上げ幅を縮める局面もみられていた。とはいえ、そういった値動きに振らされやすいマザーズはプラス圏を維持しており、個人の需給整理の一巡とともに、センチメントも改善傾向にあると考えられる。

日経平均の23000円は相当抵抗として意識されているが、現在の外部環境では日本主導でこの抵抗突破は厳しいところであり、米中通商問題などの進展が必要であろう。また、ナスダックが最高値を更新するなか、米ハイテク株などが主導する流れから、外部主導で一気に突破してくる展開がコンセンサスであろう。その他、日経平均の戻り待ちの売り圧力よりも、何よりマザーズなど個人のセンチメントを表す中小型株に底堅さがみられてきた点は期待材料といったところである。



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