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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、米FRB議長は従来の方針堅持表明へ


24日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想したい。注目のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演では利上げ継続方針を改めて示すとみられ、ドルをさらに押し上げる見通し。ただ、米中通商摩擦の継続観測もあり、ドル・円の上昇は限定的になろう。

前日から始まった米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム出席のため、ワイオミング州ジャクソンホールに集結した各地区連銀総裁は利上げ方針の継続でほぼ一致しており、この日発表された米住宅関連指標は低調だったものの、ドル・円は節目の111円を回復した。また、トランプ大統領の利上げ批判に対し、複数の地区連銀総裁が中銀の独立性を盾に反論し、今晩のパウエルFRB議長の講演でもタカ派的な姿勢の維持が見込まれる。

ただ、パウエル議長の講演では、堅調な国内経済の拡大基調を背景とした引き締め政策の必要性が強調されるなど、従来の方針を改めて示すものになる見通し。過度に強気な姿勢をみせた場合は新興国通貨などへ影響を与えることになり、逆に従来の姿勢をトーンダウンさせると、政治圧力に屈したとの見方が広がりかねず、先日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に沿った内容となりそうだ。一方、米中通商協議で特に具体的な進展がみられなかったことで、世界経済の減速懸念は残る。ドル・円は112円を目指す展開が見込まれるものの、急速に買われる展開は想定しにくい。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・7月耐久財受注速報値(前月比予想:-1.0%、6月:+0.8%)
・23:00 パウエル米FRB議長講演(ジャクソンホール会議)




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