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欧米為替見通し:「ドル・円は上値の重い展開か、週末の調整売りなどが重石」


13日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。米利上げペース加速観測を背景としたドル買い地合いは継続する見通し。ただ、ドル・円は113円回復が意識されながらも、調整売りやクロス円の下げが上昇を抑える可能性があろう。

前日発表された米国の6月消費者物価指数(CPI)は、前年比で全体、コアとも伸びが拡大。連邦準備制度理事会(FRB)目標を上回る水準を維持した底堅い内容となり、年4回の利上げ観測に変わりはなさそうだ。本日のアジア市場では、日経平均株価の大幅高を背景とした円売りでドル・円は前日NY高値を上回り、一時112円77銭まで値を切り上げた。海外市場で経済指標や要人発言、株価などを手がかりに、ドル・円は113円台を目指す可能性があろう。また、1月8日に付けた今年最高値113円39銭も、射程圏内に入っている。

一方、市場の米中貿易戦争への懸念は根強いものの、本日発表された中国の6月貿易収支の改善を受け人民元の一段安は回避。株安懸念はやや後退し、目先の円売り支援要因となろう。また、今晩は、23時発表の7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が注目される。市場コンセンサスは98.0と、6月の98.2を若干下回るものの、予想を大きく下振れ個人消費の減退を示す内容でなければ、足元のドル買い基調への影響は限定的となる見通し。ただ、ユーロやポンドなど主要通貨の対ドルでの軟調地合いが対円の値動きに反映しており、クロス円が下げればドル・円の重石となりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・6月輸入物価指数(前月比予想:+0.1%、5月:+0.6%)
・23:00 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:98.0、6月:98.2)
・24:00 米FRBが半期金融政策報告を議会に提出
・01:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁が対話集会に参加
・米英首脳会談



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