■NY株式:NYダウは62ドル高、金利上昇が相場の重しに

16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は62.52ドル高の24768.93、ナスダックは46.67ポイント高の7398.30で取引を終了した。北朝鮮情勢を巡る警戒感や米国債利回りの上昇が一服し、昨日の株価下落を受けた買い戻しが先行した。しかし、午後にかけて米国債利回りが再び上昇すると、株式相場も上値の重い展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品や食品・生活必需品小売が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。

百貨店のメーシーズ(M)は、2四半期連続の増収や通期見通しの引き上げが好感され大幅上昇。明日に決算を控える同業のJCペニー(JCP)や、小売最大手のウォルマート(WMT)も堅調推移。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、一部アナリストの買い推奨を受け上昇。一方で、事務用品などのスリーエム(MMM)は、ジェフリーズによる投資判断引き下げを受け下落した。

ゲーム小売のゲームストップ(GME)は、著名投資家のジュリアン・ロバートソンが創業したタイガー・マネジメントが経営戦略の見直しを要求したことが明らかとなり買われた。

Horiko Capital Management LLC



■NY為替:米長期金利続伸でドル買い継続

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円04銭まで下落後、110円40銭まで上昇し、110円39銭で引けた。4月の米住宅着工件数が予想を下回り、ドル売りが優勢となった。しかし、その後発表された米4月鉱工業生産の結果を受けて、米国債利回りは再び上昇。米10年債利回りが3.1%に達すると、ドル買いが一段と加速した。

ユーロ・ドルは、1.1764ドルまで下落後、1.1820ドルまで上昇し、1.1807ドルで引けた。イタリアは、連立合意を模索するポピュリスト政党の計画に債務減免が含まれるとの報道が懸念材料となり、ユーロ売りが一時加速した。その後、両党が報道を否定したためユーロ売りは後退した。ユーロ・円は、129円53銭まで下落後、130円37銭まで反発。ポンド・ドルは、1.3456ドルへ下落後、1.3512ドルまで反発。ドル・スイスは、0.9986フランへ下落後、1.0018フランまで反発した。


■NY原油:続伸で71.49ドル、ガソリン在庫などの減少を意識した買い

NY原油先物6月限は続伸(NYMEX原油6月限終値:71.49 ↑0.18)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.18ドルの71.49ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時70.66ドルまで売られたが、原油、ガソリン在庫の減少を意識して原油先物は反発した。中東情勢の悪化に対する警戒感は消えていないことや米国株の反発を原油先物は底堅い動きを見せた。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  31.06ドル   -0.16ドル(-0.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 54.97ドル   +0.12ドル(+0.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.96ドル  -0.60ドル(-0.25%)
インテル(INTC)        54.64ドル   +0.72ドル(+1.34%)
アップル(AAPL)        188.18ドル  +1.74ドル(+0.93%)
アルファベット(GOOG)    1081.77ドル +2.54ドル(+0.24%)
フェイスブック(FB)     183.20ドル  -1.12ドル(-0.61%)
キャタピラー(CAT)      153.80ドル  +1.21ドル(+0.79%)
アルコア(AA)         50.19ドル   -0.35ドル(-0.69%)
ウォルマート(WMT)      86.13ドル   +1.61ドル(+1.90%)
スプリント(S)         5.07ドル   -0.06ドル(-1.17%)






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情報提供元:FISCO
記事名:「16日の米国市場ダイジェスト:NYダウは62ドル高、金利上昇が相場の重しに