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今日の為替市場ポイント:米長期金利の一段の上昇を意識してドル買い継続も


15日のドル・円相場は、東京市場では109円65銭から110円00銭まで上昇。欧米市場でドルは110円45銭まで一段高となり、110円35銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は、110円台前半で推移か。米長期金利の一段の上昇を背景にドル買い・円売りが活発化している。日経平均株価の動きをにらみ、主に110円台前半で推移する展開となりそうだ。

海外市場では堅調な内容の米経済指標を背景にドル買い・円売りが加速した。15日に発表された4月の米小売売上高は前月比0.3%増となったほか、前月(3月)も上方修正された。同日発表された5月のNY連銀製造業景気指数も20.1と、予想を大きく上回った。これを受けて、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが加速するとの思惑が広がり、米長期金利は2011年以来の高水準である3.07%台まで上昇し、ドル買いを一段と促した。

なお、北朝鮮は11日から開始された米韓軍事演習に反発し、16日に予定していた南北閣僚級会談の中止を発表した。6月12日に予定されている米朝首脳会談の開催を危ぶむ声も一部で聞かれており、市場関係者の間ではリスク回避的な円買いが一時的に増える可能性があるとの見方が浮上している。





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