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指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第【クロージング】


27日の日経平均は大幅に続伸。236.23円高の22389.86円(出来高概算13億2000万株)で取引を終えた。26日の米国市場は長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が選好される流れから終日堅調推移となった。NYダウは一時400ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高となる中、これにサヤ寄せする格好から買いが先行した。断続的なインデックス買いによって強含みの展開となり、一時22502.05円と2月上旬以来の22500円を回復している。ただし、25日線など抵抗線到達で強弱感が対立しやすく、一方でパウエルFRB議長が下院金融委員会で半期に一度の証言を行うことから、これを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、その後はやや上げ幅を縮める格好となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、電気機器、保険、非鉄金属、精密機器、化学、鉄鋼、輸送用機器が上昇。一方で、サービス、陸運、海運、食料品が小安い。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、安川電<6506>が日経平均をけん引している。

日経平均は25日線レベルでの攻防となったが、パウエルFRB議長の証言を控えているほか、為替市場での円高が重しとなりやすいため、想定内の伸び悩みといったところであろう。グローベックスでNYダウ先物が小安く推移していたことも、いったんはポジションを軽くする流れに向かわせたようだ。もっとも、出来高は依然として低水準であり、先物主導によるインデックス売買による指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第といったところであった。

明日はパウエルFRB議長の証言を受けた金利動向などに振らされる可能性はありそうだが、金利上昇につながったとしても、引き続きVIX指数の落ち着きがみられるようだと、市場は利上げを織り込み、プラス面を手掛かりとした物色に向かわせよう。引き続き22000円固めから、2月6日の下落局面で空けたマド(22277-22659円処)を埋めに行く動きを意識しておきたい。’(村瀬智一)



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