14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反発も22500円処では売り買いが交錯
・ドル・円は113円64銭、もみあい、安値圏では押し目買い
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は京セラ<6971>

■日経平均は反発も22500円処では売り買いが交錯

日経平均は5営業日振りに反発。60.25円高の22441.24円(出来高概算8億9000万株)で前場の取引を終えた。小幅に続落で始まったが、その後は先物市場の切り返しによるインデックス買いによって、切り返しをみせている。指数インパクトの大きい東エレク<8035>、
京セラ<6971>など値がさハイテク株が指数を押し上げる格好となった。ただし、一時22532.30円まで上げ幅を広げたが、22500円処では売り買いが交錯するなか、次第にこう着感が強まっている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは金属製品、その他製品、ゴム製品、電気機器、ガラス土石、機械がしっかり。半面、倉庫運輸、水産農林、海運、電力ガス、石油石炭、繊維、パルプ紙、サービスが冴えない。

日経平均はプラス圏での推移をみせているが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が押し上げる格好であり、全体としては利食い優勢の展開であろう。下値の堅さは意識されているが、日経平均は5日線が上値抵抗として意識されてきており、模様眺めムードも強まりやすいだろう。テクニカル面ではボリンジャーバンドの+1σを下回って推移しており、目先的には中心値(25日)辺りまでの調整を意識しておく必要がある。また、225先物はナイト・セッションで22110円まで下げていたことも、意識してく必要がありそうだ。

その他、決算が好材料視される動きがみられるが、一方で決算を受けて大きく売られる中小型株も散見されている。個人主体の需給要因で振らされやすい面もあり、出遅れているとはいえ、中小型株への銘柄選別も難しそうである。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円64銭、もみあい、安値圏では押し目買い

14日午前の東京市場でドル・円はもみあい。安値圏では引き続き国内勢による押し目買いが観測され、下値の堅い値動きとなった。

日経平均株価は前日比で一時100円超高の堅調推移となったが、日本株は前週から不安定な値動きとなっており、株高に振れてもリスク選好的な円売りは小幅にとどまった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いだが、日本株高の継続にはやや警戒感もあるようだ。ただ、113円半ば以下は国内勢による押し目買いのポイントとみられ、下値は堅い。

一方、米株式先物はマイナス圏で推移しており、今晩の株安観測からドル買いは弱いようだ。ただし、米10年債利回りが2.40%台の高水準を回復しており、米金利の上昇を手がかりとしたドル買いの可能性はあろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円56銭から113円73銭、ユーロ・円は132円49銭から132円71銭、ユーロ・ドルは1.1662ドルから1.1676ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ケアネット<2150>やアバール<6918>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は京セラ<6971>

■経済指標・要人発言

・ムニューシン米財務長官
「下院と上院の税制法案はわずかな相違」
「来年の法人減税が望ましい」
「政府の目標は3%以上の成長」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・12:45 5年国債入札の結果発表

<海外>
・16:00 独・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+2.0%、4-6月期:+0.8%)
・16:00 独・10月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.6%、速報値:+1.6%)

<DM>

情報提供元:FISCO
記事名:「後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反発も22500円処では売り買いが交錯