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個別銘柄戦略:三菱電やルネサスに注目


2日の日本株市場は堅調な相場展開となろう。1日の米国市場は、10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容となり、買いが先行。その後はハイテク企業の決算を控え、利益確定の流れが広がり、ナスダックは反落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の22530円。円相場は1ドル114円10銭辺りと、円安に振れて推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は連日で年初来高値を更新してくることになろう。

足元ではハイテク企業の好調な決算が買い安心感につながっているほか、第4次安倍内閣発足を受けた政策期待も後押ししよう。ただ、今後主力企業の決算が一巡してくると、次第に手掛かり材料に欠ける状態になる可能性はありそうだ。日経平均が高止まりとなれば、次第に中小型株など出遅れ感の強い銘柄等へシフトするといった循環物色も意識される。銀行など金融セクターの戻りの鈍さもあり、好調なハイテクからのシフトが今後みられるかが、相場上昇の持続性につながろう。決算を手掛かりとした物色のほか、個別では三菱電<6503>、ルネサス<6723>などハイテクの一角のほか、格上げ等が観測されているところでは、大塚商<4768>、冶金工<5480>に注目。



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