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明日は1988年2月10日から2月27日にかけての13連騰に挑む【クロージング】


18日の日経平均は12営業日続伸。26.93円高の21363.05円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。2015年5月15日から6月1日にかけての12連騰記録に顔合わせした。17日の米国市場は金融やヘルスケア企業の好決算が相次ぎ、ダウは史上初となる23000ドルを一時突破。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の21370円となり、これにサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開から始まった。ただし、過熱感が警戒されやすいなか、寄付き直後に21400円に乗せた後は、一時下げに転じる場面もみられた。しかし、このところは後場に入ると強含みとなる傾向にあり、下値の堅さが意識されるなか、大引け間際には21402.76円まで上げ幅を広げている。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が終日強含みの展開だったほか、アステラス薬<4503>、信越化<4063>、エーザイ<4523>、NTTデータ<9613>が堅調。セクターでは医薬品、陸運、石油石炭、ゴム製品、輸送用機器が上昇。半面、海運、鉄鋼、その他製品、非鉄金属が冴えない。

日経平均は12連騰となり、明日は1988年2月10日から2月27日にかけての13連騰に挑むことになる。日中はこう着感が強まり、出来高も低水準のため、インデックスに絡んだ売買中心になりやすく、インデックス売買次第の面はある。ただし、衆院選での政策期待が根強いほか、桜井日銀審議委員の講演では、金融政策運営に関して「物価の動きは弱めで、目標の2%からはかなりの距離がある」とし、「当面は、現行の枠組みの下で強力な金融緩和をしっかり推進していくことが肝要」と語った。米国ではFOMCでの基礎資料となる地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されるが、年内追加利上げへの思惑が高まるようだと、金利差を意識した物色が強まることも考えられる。



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