好調な米決算や経済指標に期待【クロージング】

17日の日経平均は11営業日続伸。80.56円高の21336.12円（出来高概算15億9000万株）で取引を終えた。16日の米国市場の上昇やネットフリックスの時間外の上昇を受けて買い先行で始まり、寄付き直後には一時21393.96円まで上げ幅を広げる場面をみせた。その後は短期的な過熱警戒感から下げに転じる場面もみられたが、世界的な景気拡大を背景に先高観は根強く、後場に入ると再び21300円に乗せるなど、堅調に推移した。

東証1部の騰落銘柄は値上がり値下がり数が拮抗。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、機械、化学、輸送用機器、ゴム製品が上昇。半面、その他製品、サービス、水産農林、鉱業が小安い。

日経平均は11営業日続伸となり、短期的な過熱感は警戒される。しかし、世界的な景気拡大のほか、衆院選での与党有利との情勢から先高期待は根強く、ピーク感はないだろう。また、ネットフリックスの時間外の上昇のインパクトから米国市場の強い値動きが期待されやすい。ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの決算も期待されそうである。また米国では鉱工業生産指数、NAHB住宅市場指数、対米証券投資収支などの経済指標の発表を控えており、支援材料になる展開が期待される。



＜AK＞