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欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い値動きか、北朝鮮リスクを意識


今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い値動きを予想する。次期衆院選で争点の1つとみられる消費税の使途見直しに関連し、政府による2兆円規模の経済対策が好感される見通し。ただ、米朝対立が徐々に激しさを増し、東アジア情勢への懸念から円売りは
限定的となりそうだ。

安倍首相は本日18時に記者会見し、28日召集の臨時国会の冒頭に衆院解散に踏み切る意向を表明する。次期衆院選は、2019年10月の消費税率10%への引き上げが争点の1つになるとみられる。安倍首相は選挙戦で、税収の使途を返済から子育て支援策に変更する方針を掲げる予定で、それに伴い2兆円規模が子育て支援に振り向けられる見通し。週明けアジア市場では安倍政権の政策期待を背景に日経平均株価が堅調な値動きとなり、リスク選好的な円売りの流れが強まった。

今晩の海外市場でも、日本の選挙関連の動きが材料視されるだろう。また、ダドリーNY連銀総裁(21時半)、エバンス米シカゴ連銀総裁(26日1時40分)の講演が注目される。1920日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で、バランスシート縮小の10月開始や年あと1回の利上げ姿勢が示されたことから、足元はドル買いに振れやすい地合いが続く。FOMCメンバー内ではやや慎重派に位置付けられるダドリー氏がタカ派寄りのスタンスを示した場合には、ドルを押し上げる要因となりそうだ。

ただし、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる米朝の非難の応酬がエスカレートしており、朝鮮半島有事への懸念から、目先も円売りは抑制される可能性があろう。また、ドイツ議会選を終え、ユーロの値動きも意識される。市場の予想通り、与党の勝利でメルケル首相は政権を維持。議席減で連立交渉は難航が予想されるものの、ユーロ圏政治への警戒が一服しユーロ・ドルは底堅い値動きとなっている。欧米市場でユーロ高に振れた場合には、ドルにある程度の売り圧力がかかる可能性もある。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・9月IFO企業景況感指数(予想:116.0、8月:115.9)
・21:30 米・8月シカゴ連銀全米活動指数(予想:-0.25、7月:-0.01)
・21:30 ダドリーNY連銀総裁あいさつ(労働力開発について)
・22:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会の経済通貨委員会に出席
・23:30 米・9月ダラス連銀製造業活動指数(予想:11.5、8月:17.0)
・01:40 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策)
・07:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁がタウンホール会合出席
・英国のEU離脱第4回交渉開始


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