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東京為替:6月米雇用統計の注目ポイント


<今回の予想(6月雇用統計)> (日本時間7月7日午後9時30分発表予定)
・非農業部門雇用者数:前月比+17.9万人程度
・失業率:4.3%
・平均時給:前年比+2.6%

6月の非農業部門雇用者数は+17.8万人程度と予想されており、5月実績(+13.8万人)を上回る見込みです。失業率は5月と同じ4.3%と予想されています。平均時給の伸びは5月実績を上回る前年比+2.6%と予想されています。

<市場反応>6月雇用統計の結果を受けて外為市場はどう反応するのか?

《非農業部門雇用者数が予想通りの場合、年後半に追加利上げ実施へ》

6月の非農業部門雇用者数が市場予想と一致するか予想を上回った場合、9月または12月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利上げが決定される可能性が高まることから、ドル買いが優勢となりそうです。平均時給の伸びが市場予想と一致した場合、インフレ加速の思惑はやや後退するものの、ドル売り材料にはならないとの見方が多いようです。

《非農業部門雇用者数が予想を下回った場合、ドル売り優勢の展開に》

6月の非農業部門雇用者が市場予想を下回った場合、インフレ加速への期待は後退し、ドル売りが優勢となりそうです。ただし、現行の金融政策に重大な影響を与えるとは思えず、金利先高観が大きく後退することはないと思われます。なお、平均時給の伸びが予想を上回った場合、米長期金利は上昇する可能性があるため、ドルは底堅い動きとなることが予想されます。



<MK>

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