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米国株見通し:米FOMC、ハイテク株の行方に関心


S&P500先物 2439.50(+1.50) (18:30現在)
ナスダック100先物 5765.75(+6.50) (18:30現在)

 18:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは25ドル高程度で推移。欧州市場は小幅ながら全般小じっかりで推移している。原油先物相場は、小幅に下落して推移。

 13日の米株式市場は上昇。足元で売り込まれていたハイテク株に買い戻しの動きが広がった。ただし、連邦公開市場委員会(FOMC)でのバランスシートの縮小や年内の利上げペースに関する見解を見極めたいとの思惑から上値は限られた。

 本日の注目ポイントはFOMCであり、これを受けた市場反応だろう。今年2回目の利上げを決めるとの見方は織り込まれている。また、最近のインフレ鈍化を認める一方で、年内にもう一回の利上げを見込んだ従来のガイダンスは維持するとみられている。ただし、5月の雇用統計が弱かったことから、9月の利上げは見送られ、12月まで温存するとの見方。また、2017年末にかけての金利見通しを下方修正するとの見方等もあり、インフレ鈍化が嫌気される可能性はありそうだ。

 もっとも市場はFOMCの結果よりも、足元のハイテク株の行方に関心が集まっているだろう。昨日は足元で急落していたテック株がリバウンドをみせ、これが安心感につながった面は大きい。しかし、本格的な底入れから反転に向かうかはしばらく見極めが必要なところである。インフレ鈍化から、ハイテク株への利益確定が更に強まるようだと、センチメントは悪化しそうだ。



<KK>

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