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トランプリスクを警戒するセンチメントのなか、しばらく個別対応に【クロージング】


3日の日経平均は小幅に上昇。3.62円高の18918.20円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。日経平均は反発して始まり、その後節目の19000円を回復する場面もみられた。2日の米国市場はトランプ大統領の強硬な外交手法への警戒感から売りが先行。雇用統計の結果を見極めたいとの模様眺めムードが強まっていた。ただし、シカゴ日経225先物清算値は19000円に乗せていたこともあり、前日の200円を超える大幅な下げに対する自律反発の流れとなった。

もっとも上値追いは慎重であり、19000円での攻防が続いた。日銀の国債買い入れオペ通知をきっかけに長期金利が上昇し、円高が嫌気される場面もみられる一方で、午後には日銀の「指値オペ」通告で金利が低下し、円相場が1ドル113円へと円安に振れたことから買われるなど、外部要因に振らされる展開だった。東証1部の騰落銘柄は、過半数とまでは行かなかったが、値上がり数が上回っている。セクターでは非鉄金属、その他製品、銀行、水産農林、医薬品が堅調。半面、空運、ゴム製品、陸運、卸売が冴えない。

日経平均は19000円での攻防となった。一目均衡表の雲上限に上値を抑えられる格好となり、シグナルは悪化傾向にある。米雇用統計は好調な内容が見込まれ、これを受けて円安傾向をみせてこないと、不安定な相場展開が続きやすい。引き続き決算を手掛かりとした個別物色が続く可能性もありそうだ。市場はトランプ期待からトランプリスクを警戒するセンチメントに傾いており、しばらくは個別対応になろう。



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