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NYの視点:米10月NY連銀製造業景気指数はマイナス、価格は低下、追加利上げ先送り観測強まる


*07:43JST NYの視点:米10月NY連銀製造業景気指数はマイナス、価格は低下、追加利上げ先送り観測強まる 米10月NY連銀製造業景気指数は‐4.6と9月1.9から再びマイナスに落ち込んだ。重要項目である新規受注が-4.2と、9月5.1からマイナスに落ち込んだことが全体指数を押し下げた。仕入価格は25.5と、25.8から低下。販売価格は11.7と、19.6から低下した。また、6カ月先の価格予想もそれぞれ、仕入価格が37.1から28.7へ、販売価格も28.9から16.0へ低下した。価格の伸び鈍化の兆候は連邦準備制度理事会(FRB)の今までの利上げが奏功、さらに、今後の利上げの必要性も後退する。

本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するシカゴ連銀のグールズビー連銀総裁は英FT紙とのインタビューで、米国のインフレの伸び鈍化が基調であることは否定できないとし、一時的ではないとの考えを明らかにした。また、同じく本年のFOMC投票権を有するハーカー米フィラデルフィア連銀総裁も政策金利据え置き支持を示した。

インフレの鈍化傾向に加え、FRB高官がタカ派姿勢を緩和したことを受けて、短期金融市場ではFRBが11月FOMCでも2会合連続で利上げを見送り、追加利上げを12月まで先送りするとの見方が強まりつつある。12月の利上げ確率は先週の26%から33%まで上昇。同時に、FRBはすでに利上げ終了したと見る市場関係者も少なくない。

■米10月NY連銀製造業景気指数:-4.6(9月1.9)
新規受注:-4.2(5.1)
仕入価格:25.5(25.8)
販売価格:11.7(19.6)
出荷:1.4(12.4)
入荷遅滞:-6.4(2.1)
在庫水準:-2.1(-6.2)
受注残:-19.1(-5.2)
雇用者数:3.1(-2.7)
週平均就業時間:2.2(-5.0)

予想(6カ月先)
景況指数:23.1(26.3)
新規受注:19.4(34.8)
仕入価格:28.7(37.1)
販売価格:16.0(28.9)
出荷:15.2(33.7)
入荷遅滞:-4.3(4.1)
在庫水準:5.3(0)
受注残:-5.3(5.2)
雇用者数:21.0(15.9)
週平均就業時間:5.3(0)


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