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NYの視点:米7月消費者信頼感、強い労働市場やインフレ緩和が支えに2年ぶり高水準


*07:37JST NYの視点:米7月消費者信頼感、強い労働市場やインフレ緩和が支えに2年ぶり高水準 米コンファレンスボードが発表した7月消費者信頼感指数は117と、予想を上回り21年7月来で最高となった。現況は160と、パンデミックによる経済封鎖が開始した直後20年3月来で最高。また、期待は88.3と、22年1月来で最高となった。雇用市場の強さやインフレの鈍化が消費者の自信に繋がった。

現在雇用が困難と見ている消費者は9.7%と、年初来で最低。前年同月の12.4%から低下した。また、見通しでも雇用減少予想は14.8と、やはり年初来で最低、前年同月は21.1だった。

今後12カ月のインフレ期待の平均は5.7%と、3月から4カ月連続で低下した。

労働市場の強さが消費を支え米国経済の底堅い成長を後押ししている。しかし、貨物運送会社のユナイテド・パーセル・サービス(UPS)や航空会社、スクリーンライター、俳優協会など賃金交渉を巡るストライキを実施しており、連邦準備制度理事会(FRB)が米国の労働市場の現状を正確に把握するのは非常に困難な状況となっている。

■米7月消費者信頼感指数(コンファレンスボード):117(6月110.1)
現況指数:160(155.3)
期待指数:88.3(80.0)

現況
ビジネス環境
良好:21.9(23.4)
悪化:15.2(15.3)
普通:62.9(61.3)

雇用
十分:46.9(45.4)
不十分:43.4(42.0)
困難:9.7(12.6)

6カ月後の予想
ビジネス環境
改善:17.1(14.6)
悪化:14.0(17.7)
普通:68.9(67.7)

雇用
増加:16.4(15.4)
減少:14.8(16.7)
不変:68.8(67.9)

所得
増加:16.3(18.6)
減少:9.7(11.8)
不変:74.0(69.6)

今後12カ月のインフレ期待:5.7%(6月5.8%)


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