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NYの視点:ウィリアムズ次期NY連銀総裁は中立タカ派寄り


ニューヨーク地区連銀は、6月17日に退任するダドリー総裁の後任に、現在米サンフランシスコ連銀の総裁を務めているウィリアムズ氏を次期総裁に指名した。地区連銀総裁は通常、連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権が毎年持ち回りとなる。しかし、NY連銀総裁だけは、議長や副議長、理事と同様に、毎年投票権を有する。このため、議長、副議長とともに、金融政策決定において大きな影響力を持つ。

副議長の席はまだ空席。パウエル議長や規制担当のクオールズFRB副議長はともにエコノミストではない。このため、唯一エコノミストであるウィリアムズ氏は、今まで以上に、NY連銀の影響力を強めるとの見方もある。

ウィリアムズ氏は2002年からサンフランシスコ連銀に在籍。2011年からサンフランシスコ連銀の総裁職にある。イエレン前議長がサンフランシスコ連銀総裁を務めていた際、ウィリアムズ氏は、サンフランシスコ連銀でリサーチ・ダイレクター職にあった。当初はイエレン前議長と同様にハト派として知られていたが、FOMCが金融政策の正常化を開始したころから、中立でややタカ派寄りの方針を示している。

インフレ目標では、物価水準目標を提案。目標が未達の場合、その後は2%を上回る物価上昇を容認し、調整していくという考え。ただ、FOMCの多くのメンバーがすでに、2%突破を容認するような発言をしている。

■ウィリアムズ氏の見解ポイント
・中立でタカ派寄り
・FOMC決定で反対票を投じたことなし
・物価水準目標を提案



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