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米雇用統計は予想比下振れも概して米景気好調と整合的な内容、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

先週末に米雇用統計が発表されましたね。市場は結果をどのように受け止めるのでしょうか。9/4付けの「主要通貨デイリー」では、今回の米雇用統計について考察されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、『1日に発表された米8月雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比+15.6万人と市場予想(+18.0万人、Bloomberg調査)を下回り、増加幅は前月(+18.9万人)から縮小した。失業率は4.4%と前月(4.3%)から上昇。時間当たり賃金も前月比+0.1%と予想(+0.2%)を下回り前月(+0.3%)から鈍化、前年比では+2.5%と5ヵ月連続で伸び率が横這いに留まるなど、今回の雇用統計は概して期待はずれの結果に終わった』と伝えています。

ただ、期待はずれの結果に終わったとする一方で、『雇用者数はイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長が雇用市場の改善基調と整合的な増加幅として言及した月+7.5万~+12.5万人を超過。8月の雇用者数は例年、翌月以降に上方修正される傾向があることも踏まえれば、特に懸念を抱くような鈍化ではない。また、失業率の上昇も小幅であり、2001年5月以来の低水準近辺にあることに変わりない。賃金の伸び悩みはなお懸念要因だが、季節調整要因を指摘する声も聞かれており、翌月以降の結果に注目したい』として、米景気の好調さが伺われる内容だと分析しています。

さらに、ISM製造業景況指数など、その他の雇用関連指標の結果から、『雇用統計は今回やや期待はずれに終わったが、雇用市場は引き続き良好に推移していると推測されよう』としています。今回の指標結果を受けて、今月開催のFOMCでは当初予想通りFRBのバランスシート縮小発表が見込まれ、利上げについては12月に実施される見通しを継続すると伝えています。

最後に、『ただ、ドル円にとっては米国景気や米金融政策の先行き以上に、北朝鮮を巡る地政学リスク、および5日から審議が再開する米議会における財政を巡る協議の行方が足元の焦点。今週のドル円は、これらを睨みながらやや不安定な動きが予想されよう』とまとめています。

詳しくは9/4付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜



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