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上海ゴムの価格上昇、東京ゴムが250円付近を目指す可能性も サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日はゴム市場についてレポートします。

14日は上海ゴムの価格が大幅反発しましたね。夜間取引でも上海ゴムは上昇していたようです。レポートではこうした値動きについて、『上海ゴムは、昨日の夜間取引で一時2.1%高の1万2965元まで上昇し、現在は0.8%高の1万2790元付近で推移しております。11:12時点では、上海亜鉛0.7%高、上海鉄筋2.7%高、上海鉛1.5%高、上海熱延鋼板3.2%高、大連鉄鉱石0.1%高、大連コークス2.7%高となり、全面高となっております』と伝えています。

続けてレポートでは、天然ゴムの価格上昇の要因について、『タイの現物価格が今月8日にキロ当たり56.7バーツにまで下落し、それによりタイ政府が緊急会合を開催しました。それを受けてタイ政府の市場介入が警戒され、産地現物価格が下げ止まりとなりました。キロ当たり50バーツ付近が生産コストラインとされております。そして、タイのプラユット首相は昨日、ゴム農家支援策と天然ゴム価格安定策を承認しました』と紹介しています。

また、主要生産国による緊急会合が開催されたことについて、『更に、タイとインドネシアとマレーシアの3国が今週末に緊急会合を開催することが昨日決定し、天然ゴムの輸出削減策が話し合われることになりました。タイの大洪水で需給ひっ迫に陥ったにも関わらず、産地現物価格がコスト割れ寸前にまで下落してきたのですから、生産国がここにきて価格てこ入れに動き出しました。それにより、東京ゴムの底入れ完了と考えるべきかもしれません』と分析しています。

レポートでは今後の値動きについて、『(タイの)プラユット首相の思惑通りに70バーツ以上にまで上昇すれば、天然ゴムRSS3号の輸入採算価格が235円付近まで上昇する計算となります。そして、今週末の緊急会合で、天然ゴムの輸出削減策が承認されることになれば、東京ゴムが250円付近を目指す可能性もあります』と見ています。東京ゴムの買いチャンスを探ってみても良いかもしれませんね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の6月15日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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