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日本銀行はすでに量的緩和の出口戦略を実行している?~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「日銀の量的緩和の出口戦略と日本株のゆくえ」についてのコラムを見つけましたのでご紹介いたします。

同コラムでは『日本銀行は既に出口戦略を実行しているのかもしれません』との意見を述べています。市場関係者の中では、『米連邦準備制度理事会(FRB)は6月に追加利上げをすると見られているほか、保有資産の縮小計画まで検討しています。それにも関わらず日本銀行は量的・質的金融緩和の出口を示していない』という意見も見受けられますが、『国債残高の変化率』を見ると異なる見解に至るようです。

日銀は一定額の国債を買い続けていますが、『2014年の後半以降、国債残高の増加率は低下傾向にあります』と同コラムでは解説しています。その理由は、『保有残高が膨らんだことが原因です』としています。例えば、10万円の保有額に対し1万円買い増せば10%の新規買い付けになりますが、1000万円の保有額に対して同じように1万円買い増しをすると、0.1%の新規買い付けになります。このように、『国債を一定額で買い続けていれば、当初は新規買付額が保有残高全体に占める比率は大きくなりますが、保有残高が積み上がるほど買付けが変わらなければ変化率は小さく』なるためです。
では、もし国債残高の変化率が0%に近づいたり、マイナスとなると何がおきるのでしょうか?同コラムによると『直近では2006年2月末には変化率がマイナスとなりました。その後の日本株相場はピークを付けて反落しています。量的緩和によって2013年以降日本株相場は上昇しましたので、その逆になることが予想』できるようです。そして、『現在の日本株の水準はピークに近いということは意識しておいたほうが良いかもしれません』と締めくくっています。


なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の5月12日付のコラム「日本銀行はすでに量的緩和の出口戦略を実行している?」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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