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今回発表のFOMC経済・金利予想は要注目か


 米連邦準備理事会(FRB)は今週19−20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、金融政策を決定する。政策金利(FFレートの誘導目標水準)は現行の2.25%−2.50%に据え置きとなることが確実視されている。米インフレ率が中期的に2%レベルで推移するとの見方は少ないこと、世界的な成長へのリスクが存在していること、貿易・通商分野における米中協議の進展を慎重に見極める必要があることなどが、金利据え置きの要因になるとみられている。

 1月開催のFOMCの声明文には「世界経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、FF金利の目標誘導レンジについてどのように調整するのかを決定する際、委員会は忍耐強くなるだろう」との文言が挿入されていた。FOMCが今回公表する経済・金利見通しの内容次第では、米政策金利の年内据え置き観測が一段と広がりそうだ。国内外の経済情勢が悪化した場合、FOMCは利下げについて議論するケースもあり得る。ただ、個人消費やインフレ関連の経済指標が改善した場合、利下げ観測は大幅後退し、米金利見通しの不透明感は強まりそうだ。


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