starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

売り一巡後の底堅さを見極め


*08:35JST 売り一巡後の底堅さを見極め  26日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。25日の米国市場はNYダウが105ドル安、ナスダックは318ポイント安だった。主要企業の決算発表が本格化するなか、前日の取引終了後に決算を発表したアルファベットは、クラウドの売り上げが予想を下回ったことが嫌気され大幅な下落となるなか、ハイテク株へ売りが波及した。また、9月の米新築住宅販売件数が予想を上回ったことから米長期金利が上昇したことも相場の重荷となった。シカゴ日経225先物清算値
(12月限)は、大阪比260円安の30980円。円相場は1ドル150円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まりそうだ。昨日の日経平均は一時31500円に迫る場面も見られたが、再び31000円水準での攻防になりそうだ。
ボリンジャーバンドの-1σが31170円辺りに位置しているため、これをあっさり割り込んでくるようだと、31000円割れを狙った短期的な売り仕掛けの動きが入りやすいだろう。もっとも、決算発表が本格化するなかでは積極的な売買は手控えられるため、売り一巡後の底堅さを見極めたい。

 米国の取引終了後に決算を発表したメタプラットフォームズは、1株利益と売上高が予想を上回ったとして、時間外取引で上昇している。決算に振らされやすい需給状況ではあるが、下支えになりそうだ。米国ではハイテク株を中心に売られた流れから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調推移となる可能性があるため、日経平均の重荷となりそうである。一方で、円相場が1ドル150円台で推移していることもあり、自動車など輸出関連の一角に資金が向かいそうだ。また、米長期金利が再び5%台に接近しているため、金融セクターへの資金流入が意識されそうであり、全体としてはTOPIX型優位になろう。

 そのほか、昨日は中国の経済対策への期待から買われた面もあるため、中国市場の動向にらみの展開にもなりそうである。そのほか、SOX指数は4%を超える下落となるなか、ハイテク株への売りが強まるだろうが、足もとの半導体不況は織り込まれている一方で、来期以降の回復をにらんだ中長期的なスタンスでの押し目狙いのタイミングを見極めたい。

<AK>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.