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金融や輸出関連は手掛けづらいなか、ハイテク株などの一角に買い戻しの動きも


*08:18JST 金融や輸出関連は手掛けづらいなか、ハイテク株などの一角に買い戻しの動きも  16日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが280ドル安だった。スイスの金融大手クレディ・スイスの経営難を警戒した欧州市場の下落の流れを受けて、金融システム不安から金融株を中心に売りが先行した。終盤にかけてスイス当局が声明で、必要ならクレディ・スイスに流動性を供給するなど、安定化に向け支援する姿勢を示したため下げ幅を縮小。長期金利の大幅低下でハイテクは底堅く推移し、ナスダックは小幅に上昇した。シカゴ日経225先物は大阪比560円安の26490円。円相場は1ドル133円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。日経225先物は75日、200日線が位置する27000円を維持できず、下へのバイアスが強まるなか、一時26190円まで急落する場面が見られた。その後はショートカバーから下落幅を縮めたものの、節目の26500円辺りでの攻防となった。世界的な金融システム不安によってリバウンド機運は高まりづらいなか、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。

 日経225先物は26190円まで急落する局面において、ボリンジャーバンドの-3σ水準まで下げてきた。+3σに沿った上昇から9日には28480円(6月物)まで買われたが、その後5営業日で一気に-3σまで調整したことにより、売られ過ぎが意識されてきそうだ。積極的な買いは入りづらいものの、短期的にはリバウンドを想定した押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。もっとも、2月24日に付けた直近安値の26680円を割り込んだことからトレンドは悪化し、方向性としては1月4日安値25340円が次第に意識されてくることは警戒しておきたい。

 物色の流れとしては、金融株は手掛けづらく、為替相場が円高に振れて推移するなかで輸出関連も売られやすいため、リバランスの流れとしてはハイテク株などの一角に買い戻しの動きが入りそうだ。そのため、スプレッド狙いの動きとしてNTロングに向かわせよう。また、配当志向の物色については、インデックスに絡んだ売りの影響から冷静に押し目を狙いたいところ。また、インデックスに絡んだ売買を避ける流れから、中小型株の一角には短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。ただし、中小型株については、押し目狙いというよりは、強いトレンドを継続し需給状況が良好な銘柄に向かわせよう。

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