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買い一巡後はこう着も全体としては底堅い相場展開に


 29日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが239ドル高だった。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に買われており、ナスダック総合指数は史上最高値を更新。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まったとして、終日堅調な相場展開だった。キャタピラー、メルクが決算評価から買われており、NYダウを押し上げたほか、半導体SOX指数はほぼ全面高で2%を超える上昇だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の28905円。円相場は1ドル113円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。ただし、アマゾンが取引終了後に発表した決算は、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られているため、米株高の反応は限られる可能性も。一方で、国内の決算ではソニーG<6758>やオムロン<6645>などが材料視されやすく、日経平均を下支えする可能性はある。
そのため、買い先行後はこう着感が強まりそうだが、全体としては底堅さが意識されそうである。

 また、31日の衆院選を控えて様子見ムードも高まりやすいものの、短期筋の売り仕掛け的な動きも手控えられやすい。昨日のTOPIX浮動株比率の定期見直しに伴う需給が通過し、反動も想定されるものの、利食いに押される局面においては押し目買い意欲の強さが見られそうだ。薄商いのなか、先物主導によるインデックス・イベントに絡んだ売買に振らされやすいだろうが、決算を手掛かりとした個別物色は活発になりやすく、昨日の決算ではソニーG、オムロンのほか、コマツ<6301>、ローム<6963>、富士電機<6504>、マクセル<6810>などに関心が集まりやすいと見られる。

 そのほか、ハイテク株高を受けたナスダックの最高値更新の流れから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色も見られ、日経平均型優位の展開を想定。NT倍率は上値を抑えられていた75日線を捉えてきたこともあり、ややグロース寄りの物色が意識されそうである。
<AK>
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