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28500円を挟んだこう着のなか、決算を手掛かりとした個別対応に


 15日の日本株市場は、引き続き28500円辺りでのこう着感の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが44ドル高と小幅に上昇。6月生産者物価指数(PPI)
が予想を上回ったものの、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の下院金融サービス委員会での証言を控え、金融緩和策を当面維持することが示唆されるとの憶測から買い先行の展開。証言ではインフレリスクに対する時期尚早の対処を警告するなど、ハト派姿勢が確認されたことから堅調な展開となった。ただし、長期金利の低下を受けて金融株が売られたほか、原油相場の下落からエネルギー株がさえない展開となり、上値の重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の28515円。円相場は1ドル109円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い優勢の展開になりそうである。パウエルFRB議長の議会証言については予想通りの内容だったこともあり、サプライズ感はない。ただし、手控え要因が通過したことから、押し目狙いの動きは期待されそうだ。日経平均は25日線に上値を抑えられる一方で、5日線が支持線として意識されている。5日線は28390円辺りに位置しており、28500円辺りでのこう着が続く局面においては、5日線辺りを意識した売り仕掛け的な動きは想定しておきたいところであろう。積極的な参加者が限られており、短期的な先物主導の動きで大きく振れやすい面はあるため、売り一巡後のカバーを狙いたいところだ。

 また、決算発表が徐々に増えてきているが、現在のところは好悪まちまちながら、やや上方修正の傾向が目立つ格好だ。積極的な売買が手控えられやすいなか、決算を手掛かりとした日替わり的な物色に向かわせそうである。なお、昨日の大引け後に発表したところでは、日光電<6849>、不二越<6474>、GameWith<6552>、IDOM<7599>、JESCOHD<1434>、PCNET<3021>、関通<9326>、三光合成<7888>などが注目されそうである。

 そのほか、足元では東証再編の動きからプライム市場に関したリリースが増えており、材料視されやすいところ。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大が続いており、東京都の1日の新規感染者数が1000人を超えてきている。関連する報道等によっては、ヘッジファンドのアルゴ発動による瞬間的な動きに注意しておきたい。
<AK>
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