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ハイテク株への見直しの動きが意識されやすい


 21日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうである。20日の米国市場ではNYダウが188ドル高だった。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミックによる経済封鎖が始まった昨年3月以来で最小水準に改善したため、景気回復期待を受けた買いが再燃。長期金利の低下も材料視されたほか、イスラエルとハマス当局が停戦で合意したとの報道で、地政学的リスクの後退も好感材料となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の28230円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。ハイテク株の強い値動きによりSOX指数は上昇しており、構成銘柄すべて堅調だった。VIX指数は20.67に低下しており、リスク選好のなか、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる形になろう。ただし、昨日の東証1部の売買高は約1か月ぶりに10億株を下回るなど、市場参加者は限られている。そのため先物主導による売買に大きく振らされやすい需給状況であるため、買い一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。

 とはいえ、週末要因から積極的な売買は手控えられ、上値追いは慎重となりそうではあるが、28000円を割り込む局面においては下値を拾う動きが見られており、押し目買い意欲は強そうである。日経平均は5月13日につけた安値をボトムに足元ではリバウンド基調を続けていることもあり、5日線が位置する28090円辺りでの底堅さを見せておきたいところであろう。

 物色の流れとしてはハイテク株への見直しの動きが意識されやすい。米国ではアプライドマテリアルズが決算評価から4.0%を超える上昇を見せている。昨日は東エレク
<8035>、アドバンテスト<6857>が日経平均のけん引役となったが、東エレクは調整が続くなかで、75日線での攻防からの上昇であった。バリューへのシフトが意識されるなかでハイテク株などは利食いに押されていた銘柄も多いとみられ、値ごろ感からの押し目拾いの動きに向かうかが注目される。その他、ナスダックの強い値動きにより、マザーズなど中小型株への物色も意識されそうだ。
<AK>
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