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利食い優勢も押し目買い意欲の強さが意識されやすい


 10日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場ではNYダウが9ドル安に対してナスダックは20ポイント高だった。史上高値付近では上昇をけん引してきた景気敏感株を中心とした利益確定売りが先行している。ただし、追加経済対策の早期成立や景気先行きへの期待に加えハイテクが下値を支える場面もみられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の29410円。円相場は1ドル104円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い優勢の展開になりそうである。祝日を控えていることも手掛けづらくさせよう。日経平均は急ピッチの上昇で29500円を回復していることもあり、利食い自体は想定内である。一方で、米国についても利食い優勢ではあるが経済対策への期待から底堅さが意識されており、押し目買い意欲の強さが意識されやすい。そのため、29500円辺りでは上値を抑えられそうであるが、先物権利行使価格の29375円、29250円辺りでは押し目を拾う動きが期待される。

 また、祝日前であることから積極的な売買は手控えられようが、本日にも外出自粛の一部地域の解除の検討が行われる予定である。感染者数も足元で減少傾向にあるなか、海外勢においては祝日前に前倒しで買ってくる可能性も意識されるところである。また、決算発表が続いているが、上方修正を発表してくる企業が目立っており、経済活動が進むとの見方なども押し目を拾う動きに向かわせそうである。

 物色としてはこう着のなかでは、決算を手掛かりとした個別対応のほか、短期的な値幅取り狙いから中小型の材料株などに資金が集中しやすいだろう。また、引き続き政策関連のテーマ株などでの循環物色も意識されやすい。
<AK>
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