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GAFA銘柄等の上昇が支援材料に


 21日の日本株市場はハイテク主導による底堅い相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが8ドル高だったが、ハイテク主導の上昇により、ナスダックは263Pt高と大幅高となった。売りが先行したが、ウイルスワクチン開発の治験で良好な結果が発表されたほか、米国政府・議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され上昇に転じた。アマゾンやアルファベット、テスラが上昇をけん引しており、ハイテク株への支援材料になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の22790円。円相場は1ドル107円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。GAFA銘柄等が軒並み強い値動きをみせていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色に向かわせやすく、日経平均を押し上げる格好になりそうだ。もっとも、レンジ上限である23000円を窺う展開を想定する向きはなく、買い一巡後は5日線レベルでの底堅さを見極める流れといったところだろう。

 買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすく、短期筋の売り仕掛け的な動きも出やすい場面もあろうが、テスラなど決算前にしての強い値動きであり、米国市場の動向に振らされやすい需給状況の中では売り込みづらいところであろう。また、4連休を控えていることから積極的な売買は手控えられやすく、短期的な値幅取り狙いの売買が中心となろう。本日は上昇が見込まれることから後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えはなく、次第にこう着となりそうだが、指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第では強含みの展開も意識しておきたいところ。

 物色は先物主導によるインデックス売買のほか、こちらも連休を控えての短期的な値幅取りにとどまるだろうが、昨日見られた5G関連の他、個別に材料の出ている銘柄等へは、個人主体の資金が集中しやすい。ただし、物色対象は広がりづらいと考えられるため、一部の材料株に資金が集中しやすい。値幅は出やすいものの、資金の逃げ足の速さには注意しておく必要があるだろう。


<AK>

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