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ギャップ・アップ後の強さを見極め


 5日の日本株市場は、米株高の流れから強い相場展開が見込まれる。4日の米国市場ではNYダウが512ドル高と大幅に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、「景気拡大を持続させるために適切な行動をとる」と発言し、利下げ期待が強まった。また、中国商務省の報道官が「貿易摩擦は対話によって解決すべきだ」との声明を出し、貿易摩擦への過度な警戒感も後退した。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比370円高の2
0730円となり、これにサヤ寄せする格好からギャップ・アップでのスタートになろう。

 商いが膨らみづらい需給状況でもあるため、先物主導のインデックス買いに伴うインパクトも大きいと考えられる。まずは、5日線が位置している20673円処を超えたいところであろう。一先ず自動車やハイテク株といった景気敏感株を中心とした銘柄が指数を押し上げる格好となろうが、これまで海外市場の動向に振らされていることもあり、買い一巡後の動向に関心が集まりやすく、再びこう着感が強まってくるようだと、自律反発の域は脱せず、次第にリバランス中心の商いになりやすい。

 昨日も売り一巡後の底堅さが意識されるものの、リバランスの商いが中心となっており、内需セクターの利食いに対して外需セクターの買い戻しといった流れとみられ、依然としてリスク回避姿勢の流れが継続しているとみて良さそうである。積極的にトレンドを取りに行く動きは考えづらく、こういったリバランスの流れがしばらく続くとみておきたい。

 また、日中こう着が続いていることから、心理的には底堅さが意識されやすいところである。ただし、米中貿易摩擦が泥沼化する中、期待されていたG20での米中首脳会談での進展も見込みづらく、中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めたことで過度な警戒感は後退しているとはいえ、長期化する可能性が警戒されている。そういった局面における底堅さというところであり、ポジション圧縮に伴うリバランスが影響している需給状況でもある。


<AK>

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