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ファーストリテがけん引する展開に


 13日の日本株市場は、日経平均の25日線レベルでの底堅さが意識されそうである。12日の米国市場は、NYダウが220ドル超の上昇となった。トランプ政権による中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)への制裁解除を受けて、米中貿易摩擦への警戒感が後退。4-6月期決算発表への期待から、終日堅調推移となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の22325円。円相場は1ドル112円50銭台と円安に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、同水準に位置する25日線レベルでの攻防が意識されるが、週末要因から商いは膨らみづらく、SQ値なども心理的な抵抗として意識される可能性はあるだろう。また、昨日の売買高は11億株台にとどまっており、米国株高を材料視しつつも、積極的な上値追いは限られそうだ。

 もっとも、円相場の円安基調が安心感につながっており、ディフェンシブ系から景気敏感株へのリバランスが意識されるため、日経平均の底堅さにつながる可能性はある。また、ナスダック指数は最高値を更新している。リスク回避の流れから米中貿易摩擦の影響を受けにくいであろうネット関連等に資金がシフトしており、この流れが波及する可能性はありそうだ。

 また、ファーストリテ<9983>の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比32.3%増の2388億円だった。通期計画(2250億円)を超過達成しているほか、コンセンサス(約2300億円)に対しても上振れている。通期計画は据え置かれているが、夏物衣料への期待等も高まりやすく、リバウンド基調が強まる展開が意識されそうだ。指数インパクトの大きいファーストリテが日経平均を下支えするなか、前日に日経平均をけん引していたソフトバンクG<9984>の動向も引き続き注目。また、弱い値動きが続いていた安川電<6506>も決算発表を受けた反転が意識される。


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