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利食い先行も経済イベント通過後の上昇を意識


 14日の日本株市場は、利食い先行後は底堅い相場展開になろう。13日の米国市場ではNYダウが119ドル安となり、これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の22780円だった。円相場は1ドル110円20銭台と円安が一服しており、日本株市場も利食い先行といったところであろう。

 注目された連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通り、政策金利が引き上げられた。また、労働市場、雇用情勢が引き続き堅調に推移しており、今年についてはあと2回、合計4回の利上げを予測しているとした。3月に示した前回予想では年内3回の利上げを予測しているとしていた。これが嫌気される格好から米国市場は引けにかけて弱含みとなったが、これについても織り込み済みであり、利食い一巡後は底堅さから押し目拾いの流れに向かおう。

 昨日の日経平均は23000円を手前に、こう着感の強い相場展開となった。FOMCの結果を見極めたいほか、ECB理事会の行方も気掛かりといったところだろう。機関投資家は積極的には動いておらず、薄商いの中、先物主導のインデックス売買が中心であり、指数インパクトの大きいところをみても、ディフェンシブ系のほか、足元で低迷していた銘柄の上昇であり、リバランスの域を脱していない。ただ、リスクオンの状況の中、先高観は高まっている。

 低迷していた中小型株などの一角も見直す動きがみられており、JASDAQ平均、マザーズ指数いずれも目先の抵抗線を突破してきている。シグナルが好転するにはもう一段の上昇を見極める必要があろうが、経済イベント通過後の上昇を意識したスタンスになりそうだ。日経平均は23000円処での攻防が意識されるなか、出遅れ感の強い中小型株の一角に、短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
(村瀬智一)


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