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日経平均の底堅さよりも中小型株の底入れを見極め


 17日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開となろうが、米ハイテク株の上昇や前日の下げに対する自律反発も意識され、底堅さは意識されそうだ。16日の米国市場はNYダウ、ナスダックともに上昇したが、長期金利の上昇が重石となった。ただ、マイクロン・テクノロジーが4%を超える上昇となるなど、半導体関連が堅調に推移しており、これが指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えとなろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の22810円だった。

 一方で、北朝鮮情勢が手掛けづらくさせる。米朝首脳会談を控えての北朝鮮の揺さぶりは想定されていたことでもあり、過度に警戒する流れにはならないとしても、上値追いは慎重にさせよう。また、決算発表が一巡したが、改めて決算を見直す動きというよりも、手掛かり難の状況になり、物色対象が定まりづらいなか、先物主導によるインデックス売買に振らされやすい。

 また、海外勢のフローも限られているとみられ、方向感も掴みづらい需給状況のようである。日経平均は緩やかながらもリバウンド基調が継続しており、売り込みづらいところではあるが、月末にはMSCIの定期入替えに伴うリバランスが控えている。また、MSCI新興市場指数などへの中国人民元建てA株組み入れが6月1日に迫っている。海外勢の資金流出への思惑等も警戒されやすいところである。

 その他、マザーズ、JASDAQの弱さが目立つ。日経平均の底堅さに市場の関心が集まるが、個人主体の需給状況を鑑みると、本格的なリバウンドは期待しづらいところであろう。まずは、中小型株の底入れからの反転を見極めたいところある。
(村瀬智一)


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