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金融セクターへの物色が強まるか注目


 16日の日本株市場は引き続きこう着感が強い状況ながらも、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。15日の米国市場では長期金利の上昇を受けて企業収益や景気への悪影響が懸念され、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の22745円となり、これにさや寄せする格好から利食い優勢の相場展開といったところであろう。また、北朝鮮が米軍の軍事演習を理由に韓国との会合を欠席する旨が伝わったこと、ガザ地区でのイスラエル軍の攻撃に対して各国から非難が相次いだことなども相場の重しとなろう。

 一方で、米長期金利の上昇を背景に、決算を通過したメガバンクへ資金が向かいやすくなりそうである。三菱UFJ<8306>はコンセンサスを下回っているが、みずほ<8411>は減益見通しながらもコンセンサスを上回っている。メガバンクには投資判断の強気格付けの継続なども観測されており、生保等を含め、金融セクターへの物色が強まるかが注目される。

 また、昨日の日経平均は上げ一服となったが、緩やかなリバウンド基調は継続。東証1部の騰落銘柄もほぼ拮抗であり、売り買いが交錯する中での底堅い相場展開といったところであった。マザーズ、JASDAQの弱さが目立つが、決算発表が一巡したことで、今後は決算を見直す動きや出遅れ感のある銘柄等への物色に広がりがみられてくるかが注目されよう。一方で個別物色に広がりがみられず、インデックスに絡んだ商いに振らされる需給状況が続くようだと、節目の23000円は近くて遠い価格になる可能性がある。
(村瀬 智一)


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