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後場の日経平均は297円高でスタート、第一三共や三井E&Sなどが高い


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37926.06;+297.58TOPIX;2681.69;+18.16


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比297.58円高の37926.06円と、前引け(37780.35円)から上げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は37740円-38000円のレンジで上昇。ドル・円は1ドル=156.00-10円と午前9時頃から40銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数が小幅高で始まった後は下値の堅い展開で0.8%ほど上昇している一方、香港ハンセン指数は朝方は小安くなる場面があったがその後は底堅く推移し1.9%ほど大幅に上昇している。

 後場の東京市場は前引けに比べ買いが先行して始まった。後場の取引開始前に日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送ったことが伝わり、外為市場では売り買い交錯の中、円安・ドル高方向に振れ、株式市場では買いが優勢の展開となった。ただ、積極的に上値を追う動きは乏しく、後場寄り後の買い一巡後はやや上値が重い展開となっている。

 セクターでは、医薬品、電気機器、保険業が上昇率上位となっている一方、化学、電気・ガス業、水産・農林業が下落している。東証プライム市場の売買代金上位では、キーエンス<6861>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>、第一三共<4568>、三井E&S<7003>、TOWA<6315>、ニデック<6594>、キヤノン<7751>、野村マイクロ<
6254>、ダイキン<6367>が高い。一方、信越化<4063>、富士通<6702>、コマツ<6301>、北海電力<9509>、ディスコ<6146>、さくら<3778>、NTT<9432>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>、三井住友<8316>が下落している。

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