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日経平均は3日ぶり大幅反発、地政学リスク緩和で買い戻し強まる


日経平均は3日ぶり大幅反発。15日の米株式市場でNYダウは4日ぶり大幅反発。ロシアが軍の一部撤収を発表するなどウクライナ情勢を巡る地政学リスクが後退したことで、全体的に買い戻しの動きが強まった。米1月生産者物価指数(PPI)は予想比で上振れ、米長期金利が上昇するなかではあったがナスダック総合指数も大幅反発。米株高を引き継いで日経平均もギャップアップで始まると、朝方に27450.28円まで上昇。
戻り待ちの売りで失速するも、香港ハンセン指数の上昇を追い風に底堅く推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表や、米半導体企業の決算を前に持ち高調整の買い戻しが進み、午後中頃からは改めて騰勢を強め、大引け直前に27474.80円(609.61円高)とこの日の高値を記録した。

 大引けの日経平均は前日比595.21円高の27460.40円となった。東証1部の売買高は11億5578万株、売買代金は2兆8246億円だった。セクターではゴム製品、海運業、空運業などが上昇率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品の2業種のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は14%となった。

 個別では、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>などの半導体関連や、SMC<6273>、TDK<6762>などのハイテク株が総じて大幅高。川崎汽船<9107>などの大手海運の大幅高を刺激材料に、乾汽船<9308>などの中小型海運も急騰。ファーストリテ<9983>や信越化学<4063>などの値がさグロース(成長)株も買われた。
そのほか、ANAHD<9202>やOLC<4661>、オープンドア<3926>などのアフターコロナ関連の一角も高い。米長期金利の上昇を追い風に東京海上HD<8766>や第一生命HD<8750>
などの保険株も強い動き。決算発表銘柄ではブリヂストン<5108>、アサヒグループ<2502>などが買われた。

 一方、地政学リスク緩和を背景とした原油先物価格の下落を受けてINPEX<1605>が大幅に下落。主力ではキーエンス<6861>が軟調で、パーソルHD<2181>、住友鉱山<5713>、シマノ<7309>、マネフォ<3994>、しまむら<8227>なども売られた。ラウンドワン<4680>はレーティング格下げで大幅安。決算発表銘柄では、山崎パン<2212>、JACR<2124>、ピジョン<7956>などが売られ、ツバキ・ナカシマ<6464>は急落となった。

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