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日経平均は反発、決算やテーマ材料などでの短期売買の動きも


 日経平均は反発。35.36円高の21742.98円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えた。25日の米国市場は、複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行。さらに原油相場の下落や長期金利の上昇が嫌気され、終日軟調推移となった。この流れを受けて利食い先行となるなか、日経平均は21700円を下回って始まった。しかし、前日に決算を発表したファナック<6954>が決算評価から強い値動きとなって日経平均をけん引する格好となるなか、日経平均はその後プラス圏での推移をみせている。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。セクターでは、証券が2%超の上昇となったほか、パルプ紙、石油石炭、繊維、機械、電気機器がしっかり。半面、その他製品、空運、鉄鋼、鉱業、海運が利食い優勢に。売買代金上位では、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、LINE<3938>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>が堅調。半面、任天堂<7974>、神戸鋼<5406>、SUMCO<3436>、安川電<6506>が冴えない。

 日経平均は利食い先行で始まったものの、その後はプラス圏で推移するなど、底堅い値動きをみせている。ただし、ファナック<6954>のほか、ファーストリテ<9983>、東エレク<
8035>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きい。特にファナック<6954>のインパクトが大きく、一時約50円を超える押し上げ要因になっていた。TOPIXも小幅に上昇しており、日銀のETF買い入れは期待しづらいなか、後場もファナックの動向次第の面はある。

 また、防衛関連の一角が動意をみせてきている。足元で調整していたこともあり、自律反発狙いの資金は入りやすいタイミングである。電池関連の一角も動意をみせているが、こちらもタイミングとしてはリバウンドを狙いやすいところである。決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした物色が中心になろうが、日経平均が高値もち合いとなるなか、テーマ性のある材料株への自律反発狙いなど、短期売買が増えてきそうだ。
(村瀬 智一)


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